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日本でサントラ制作中の中国映画『肩上蝶』、大地震で作業を繰り上げて完成

2011-03-18 11:34:45     cri    

 
写真1:張之亮(ジェイコブ・チャン)監督の最新作『肩上蝶(REST ON YOUR SHOULDER)』

 日本で音入れの仕上げを迎えた香港の張之亮(ジェイコブ・チャン)監督の最新作『肩上蝶(REST ON YOUR SHOULDER)』は、11日東日本大地震の影響で繰り上げて作業を完成し、監督も14日東京から香港に戻りました。この作品は、日本の久石譲が音楽を手がけているため、張之亮(ジェイコブ・チャン)監督が3月初めに日本入りし、サントラ制作の最後の段階に臨んだということです。大地震の影響を受け、かろうじて最後の音入れが完成したものの、これからのカンヌ国際映画祭への同作品の出品申請は間に合いそうにもないということです。


写真2:主演の陳坤(チェン・クン)と張之亮(ジェイコブ・チャン)監督

 『肩上蝶(REST ON YOUR SHOULDER)』は昨年11月にクランクインした恋愛ファンタジーで、日本の漫画が原作の映画『墨攻』で知られる香港の張之亮(ジェイコブ・チャン)監督の文芸作品として期待が高まっています。主演は大陸の人気俳優・陳坤(チェン・クン)、桂綸鎂 (グイ・ルンメイ)、梁詠琪 (ジジ・リョン)、江一燕(ジャン・イーイェン)ほか、3Dアニメと実写を合成した夢幻的な映像もこの作品の見所になりそうです。

 張之亮(ジェイコブ・チャン)監督は「11日、久石譲さんと共にスタジオで仕事をしているところ、突然揺れを感じたため、急いで外に避難した。東京では、余震が続き何度も避難させられた。鉄道交通もまひ状態で、仕事が終わってから歩いてホテルに戻った。結局、余震が頻発する中、サントラの制作を仕上げた」と説明したほか、自身のミニブログで「飛行機に同乗した人の中に、福島原発を取材した記者がいたので、香港に到着後、全員エプロンで検査を受けた。被爆された人がいないのを確認した後、機内から出ることを許された」ともツイート。

 また、今回の新作について、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品する予定でしたが、現在、ポスプロのまっ最中で日本の大地震により数日間、張之亮(ジェイコブ・チャン)監督と連絡が取れなかったため、申請に間に合うかどうかまだ分からないそうです。(翻訳:コオリ・ミン)

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