馮小剛(フォン・シャオガン)監督は、大陸でお正月映画の第一人者と呼ばれています。
お正月映画は中国語で "賀歳片"と書いて、新年を祝う映画という意味です。上映時期を年末年始に合わせ、コメディやめでたい内容など家族連れで楽しめるようなものが主流です。年末年始は映画市場の書き入れ時とも言われているため、毎年12月になると、たくさんのお正月映画による熱戦が繰り広げられます。もともと、こういったコンセプトを映画界に導入したのは香港でしたが、近年は大陸にも定着しました。
1997年、大陸初のお正月映画『甲方乙方』が上映されました。この作品で、馮小剛(フォン・シャオガン)の名前は全国的に知られ、お正月映画というコンセプトも人々に受け入れられました。以降、馮小剛(フォン・シャオガン)は、ほぼ毎年1本ずつお正月映画を撮ってきました。『不見不散(遥かな想い チャイニーズ・ドリーム in U.S.A.)』『没完没了』『大腕』『手機』『天下無賊(イノセントワールド -天下無賊-)』など、数々の名作が挙げられます。
【主な監督作品】
1990年 『遭遇激情』
1992年 『大撒把』
1994年 『天生胆小』
1997年 『甲方乙方』
1998年 『不見不散(遥かな想い チャイニーズ・ドリーム in U.S.A.)』
1999年 『没完没了』
2000年 『一声嘆息』
2001年 『大腕』
2003年 『手機』
2004年 『天下無賊(イノセントワールド -天下無賊-)』
2006年 『夜宴(女帝ーエンペラー)」
2007年 『集結号(アセンブリー)』
2008年 『非誠勿擾』
2010年 『唐山大地震』
2010年 『非誠勿擾2』
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