【レビュー】
四川大地震から一年に合わせて、上映されているこの作品は、アメリカのディズニーの配給によるものですが、中国人監督・兪鍾(ユー・チョン)がメガホンを取っています。兪鍾(ユー・チョン)は北京電影学院出身の映画監督で、映画『我的父親(私の父親)』『我的兄弟姐妹(私の兄弟)』など家族の絆を描く作品で知られています。
主役に抜擢されているのは、香港映画で子役として活躍中の原島大地君、そして、「胖胖(パンパン)」という子パンダです。子供とパンダというキャスティングなので、面白いことは面白いですけど、撮影の難易度がぐっと上がったようです。「子供に演技を教えるのも難しいのに、パンダと共演させるならなおさらだ」と監督は撮影の苦労話を語っていました。パンダが気絶するシーンを撮るには、なんと10日間かかったそうです。パンダを寝かせることがかなり難しかったからだということです。いろんな苦労はあったけれど、子役の大地君は、中国の国宝・パンダと共演ができて、とても「光栄だ」と満足したようです。パンダとの「キスシーン」も世界初の快挙ではないかと思います。
もちろん、映画の最大の見所はこのパンダ『演技』です。人間とは異なり、パンダは脚本どおりに動かないので、言い換えれば、アドリブの演技を楽しむことができるかもしれません。この作品で銀幕デビューした「胖胖(パンパン)」は、「根気よくてプロの役者」と演技を絶賛されています。
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