【スタッフ】
馮小剛(フォン・シャオガン)監督
1958年北京生まれ。
「お正月映画ならフォン・シャオガン」と言われていて、『甲方乙方(甲と乙)』『不見不散(遥かな想い チャイニーズ・ドリーム in U.S.A.)』『没完没了(ネバーエンド)』『大腕(ビッグスター)』『手機(携帯電話)』など、数々の名作を発表しています。
【主な監督作品】
『遭遇激情(仮題:激情との出会い)』(1990)
『大撒把(仮題:手を離して)』(1992)
『天生胆小(仮題:生まれつきの弱虫)』(1994)
『甲方乙方(仮題:甲と乙)』(1997)
『不見不散(遥かな想い チャイニーズ・ドリーム in U.S.A.)』(1998)
『没完没了(仮題:ネバー・エンド)』(1999)
『一声嘆息(仮題:嘆き)』(2000)
『大腕(仮題:ビッグ・スター)』(2001)
『手機(仮題:携帯電話)』(2003)
『天下無賊(仮題:渡る世間に鬼はない)』(2004)
【ストーリー】
一言でいうと、中国版ハムレット。ストーリーも人物の設定も、このハムレットを下敷きにしているということです。
舞台は、紀元前の中国、「越」という国。王子である無鸞は、幼馴染みの婉に思いをよせていましたが、父の国王が婉を娶ってしまいます。これをきっかけに、無鸞は性格が暗い男になってしまいます。そんなある日、国王が蠍にかまれて亡くなり、同時に無鸞も何者かに命を狙われるという事件がありました。国王が死んだ後、王位についたのは、国王の弟。つまり、無鸞のおじ。そして、王妃の婉は、今度は無鸞のおじに嫁いでしまいます。その後の無鸞の復讐劇が、この映画の見どころとなります。
【レビュー】
人気映画監督・馮小剛(フォン・シャオガン)の最新作として、非常に注目されていました。衣装やセットがものすごくきれいで、見ごたえがあったという評判もありました。
馮小剛(フォン・シャオガン)というと、コメディ映画を撮る監督というイメージがありますが、今回は、初のアクション映画、しかも、初の時代劇に挑戦しました。出演者も、これまで彼の奥さんである女優の徐帆(シューファン)をよく起用していましたが、今回は、オールスターキャストです。章子怡(チャン・ツィイー)、葛優(グウ・ヨウ)、香港の呉彦祖(ダニエル・ウー)、そして、周迅(ジョウ・シュン)と黄暁明(ホァン・シャオミン)。特に、ハリウッド作品が続いていたチャン・ツィイーは国内映画が久々なので、さらに話題性が高まります。
(編集:コオリ・ミン)
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