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茶摘の唄

2013-03-29 14:44:13     cri    


























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 3月下旬から中国の南方地方は茶摘みのシーズンに入ります。この時期に茶園を訪れれば、あちこちで、茶摘みで忙しい姿が見られるだけでなく、茶摘み娘たちの茶摘歌を楽しむこともできるでしょう。

 中国は昔からお茶の故郷と呼ばれています。中国人がお茶を飲むようになったのは、およそ5000年ほど前からです。中国では、お茶は喉を潤す飲み物というだけでなく、伝統文化の一部となっています。でも、いったい誰が最初にお茶を発見したのか?中国ではお茶に関するこんな伝説があります。古代中国の伝説上の帝王である神農氏がお茶の葉を入れたお湯を飲んでみますと、たちまち腹痛が治まってしまいました。そこで神農氏は、これを一種の薬と見なしました。これがお茶の始まりだと言われています。また、神農氏は最初に茶摘みをした人といわれています。

 今回の中国メロディーはこれにちなんで中国各地の茶摘みに関る音楽を特集しました。番組の中でご紹介したのは「採茶歌(茶摘唄)」、「採茶舞曲(茶摘舞曲)」、「採茶扑蝶(茶摘女と蝶々)」、「採茶姐妹上茶山(茶摘姉妹が茶山へ行く)」4曲でした。

1曲目    採茶歌(茶摘唄)  

 北京天使合唱団が歌ったこの唄は茶摘みをする娘たちの、新茶を摘む時の楽しい気持ちを生き生きと表しています。

2曲目    採茶舞曲(茶摘舞曲)

 この歌はセッコウ省に伝わる茶摘み歌舞を元に作られたものです。茶摘み歌舞は中国の民間歌舞の一つで、南方地方のお茶の産地に伝わる歌と踊りです。この茶摘み歌舞は、茶の栽培や茶摘みの楽しさを表現しています。

 この採茶舞曲という唄は浙江省の民間音楽の代表曲で、そのなめらかで美しい旋律は農家の春の田植えと茶摘みで忙しい場面をいきいきと描きました。

 歌詞は

 川の水は清らかで長い。

 両岸の風景が美しい。

 兄さんが段々畑で田植えに汗を流す。

 妹は山で茶摘みに忙しい

 みんなが競い合い

 苦労を恐れない。

3曲目   採茶扑蝶(茶摘女と蝶々) 

 この曲は200年の歴史を持つ伝統音楽です。最初は福建省龍岩地区の茶農家たちが即興で歌ったものですが、1950年代、作曲家・劉副安さんがこの古い民謡を民族合奏曲にアレンジし、中国全土に広まるようになりました。今は中国民族音楽の名曲として多くの人々に愛されています。また、オーケストラでもよく演奏する曲です。曲は娘が茶摘みをしながら、蝶を捕まえ、楽しい生活を送るという風景を表現しています。

4曲目   採茶姐妹上茶山(茶摘姉妹が茶山へ行く)

 この曲は「採茶劇(茶摘劇)」の一曲です。「採茶劇」は元々は茶農家が茶摘みをする時に皆で詠っていた茶摘み歌に踊りが加わった民間芸術です。この「茶摘劇」は地方によって、音楽の形式も多少違い、江西省の「江西茶摘劇」、福建省の「閩南茶摘劇、広西チワン族自治区の「広西茶摘劇」など様々の種類があります。いずれにしても重労働である地味な茶摘みの作業を明るく楽しくする為に生まれた一つの娯楽でした。

 番組の中でご紹介した「採茶姐妹上茶山(茶摘姉妹が茶山へ行く)」という曲は広西茶摘劇「劉三姐」の一曲です。劉三姐は広西チワン族の伝説上の少女で、歌が上手なので歌の神様と尊敬されます。彼女の伝説や恋物語が数多く残されています。この唄は劉三姐が娘たちと共に山にお茶を摘みに行く情景を描きました。

 この番組へのご意見・ご感想などがございましたら、ぜひお聞かせください。

 宛先

 〒100040 中国国際放送局日本語部「中国メロディー」係 

 メール nihao2180@cri.com.cn

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