3月3日は日本の伝統的な祝日・ひな祭りです。ひな祭りは、女の子の成長と幸せを願って行う行事です。また、スウェーデンやドイツなどの国にはひな祭りに似た女の子の行事があります。スウェーデンでは毎年12月13日に女の子たちが仙女に扮装して行進します。
さて、今回の中国メロディーはひなまつりに因んで中国各地の少数民族の子供の唄を特集しました。番組の中でご紹介したのは「吉祥三宝(めでたい三つの宝物)」、「高高的興安嶺(高くそびえる山興安嶺)」、「阿西里西(アシリシ)」、「楽しい祝日(快楽的節日)」でした。
1曲目 吉祥三宝 3'27''
この歌は蒙古族の歌手・ブレンバヤルさん夫婦とその姪のイングマチャンの3人ユニットの歌です。ブレンバヤルさんが娘の3才の誕生日のために創作したものです。曲は仲むつまじい家族3人の楽しい会話の場面を描きました。曲の中の少女の天使のような歌声は多くの人々の心を打ちました。
歌の中で少女は父親に向かい「パパ、太陽、月、星は何?」と尋ねます。父は「それは、めでたい三つの宝物」と答えます。また、母親への「ママ、葉っぱ、花、果実は何?」という問いにも、母は「それは、めでたい三つの宝物」と答えます。最後に少女は両親に向かい「パパ、ママ、私は何?」と尋ねます。「家族3人、三つの宝物、永遠に」それが両親の少女への答えでした。
2曲目 高高的興安嶺(高くそびえる山興安嶺)
この歌はオロチョン族の子供の歌です。オロチョン族は北東アジアの興安嶺山脈周辺の森林地区に暮らしています。オロチョン族の「オロチョン」とは、「トナカイを飼う人々」という意味で、かつては、トナカイを飼い,狩猟を生業としていましたが、今は定住化がすすんでいます。「トナカイを飼う人々」という意味です。
この「高くそびえる山興安嶺」という歌はオロチョン族の子供たちが故郷の美しい森や楽しい狩猟生活に誇りを持っている気持ちを表しました。子供の天使のようなハーモニーは本当に心に響きます。
歌詞
高い興安嶺に深く茂った森があり
森の中に勇敢なオロチョン人が住む。
黒龍江の水はざあざあと流れ、
キバノロや野生の鹿がとても多くて
全部を狩ることなんてできない。
3曲目 「阿西里西(アシリシ)」
イ族は西南部の貴州省に住む民族で、歌と踊りが上手なことでも知られています。この歌のタイトル「アシリシ」はイ族語で「私達は好い友達だ」と言う意味です。この歌はイ族の子供達が野原でゲームをする時に唄うもので、メロディーはとても活発で躍動感に溢れています。
歌詞は
私たちはよい友達だよ。
私たちはよい友達だよ。
あなたがゲームが好き、
私もゲームが好き、
ゲームを遊び
みんなが楽しい
4曲目 「快楽的節日(楽しい祝日)」
この歌は子供の日を楽しく過ごす子供達の喜びと幸せな気持ちを生き生きと表しています。
歌詞は
小鳥が道案内してくれる。
風は軽くそよぐよ。
私たちは春のような
この庭の芝生にやってきた。
鮮やかな赤いネッカチーフ、
綺麗な服、
まるでたくさんの花が咲いているようだ。
親愛なる叔父さん叔母さん、
私たちと、この楽しい祝日を過ごしましょう。
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〒100040 中国国際放送局日本語部「中国メロディー」係
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