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中国各地のお酒の歌(後編)

2012-10-19 11:18:23     cri    


























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ナビゲーター 黄競

 10月23日は旧暦の9月9日で重陽(ちょうよう)節です。中国では、奇数は縁起のよい陽の数とされ、陽数で一番大きい数字9が重なる日であることから「重陽」と呼ばれています。また、重陽節は菊が咲く季節に当ることから菊の節句とも呼ばれます。中国ではこの日に茱萸(しゅゆ=ぐみの実のこと)を袋に入れて郊外の丘など高い場所へピクニックに出かけ、景色を楽しんだり、菊の花を浸した菊酒を飲んだりして邪気を払い長命を願うという風習がありました。現在では、重陽節は敬老の節句として祝われるようになりました。

 さて、今回の中国メロディーは先週に引き続き中国各地のお酒の歌をご紹介しましょう。ご紹介するのは「羌族酒歌(チャン族酒歌)」、「一杯美酒(恋の美酒)」、「草原酒歌(草原酒歌)」、「金杯(金色の杯)」の4曲です。

 1曲目 羌族酒歌(チャン族酒歌)

 チャン族は遠く紀元前より存続するとても古い歴史をもつ民族で、中国西南部の四川省西部に居住しています。チャン族の民謡は非常に豊富で、主には山の歌、お酒の歌、恋の歌、礼の儀の歌など4種類があります。お酒の歌は祝日やおめでたい日にチャン族の人々が酒がめを車座に囲んでお酒を飲みながら唄うものです。

 「チャン族酒歌」はチャン族の結婚披露宴が行われる日に、親戚と友人たちが新郎の家に集まったお酒の席で唄うものです。この酒歌はまず新郎側の客人が『花嫁をほめ讃える歌』を歌い、続いて新婦側の客人が『花婿をほめ讃える歌』を歌います。歌が終わるとみんなが一緒に祝いの舞を踊り、夜遅くまで続けられます。

 2曲目  「一杯美酒(恋の美酒)」

 この曲はウィグル族のお酒の歌です。中国西北部に暮らすウィグル族は長い歴史を持つ民族で、紀元前3世紀から中国西北部に暮らしてきました。昔から、中央アジア地域の文化の影響を受け、ウィグル族の人々のほとんどはイスラム教を信仰しています。そして、その音楽も中東地域のアラブ音楽の特色に富んでいます。ウィグル族の音楽は陽気でユーモアのセンスに溢れています。

 この「一杯美酒(恋の美酒)」という歌は恋を美味しい美酒に例えています。

 歌詞は

 私の恋は美酒のよう

 愛しい人よ

 私の心の美酒を受け

 あなたはきっと酔うでしょう

 3曲目 草原酒歌(草原酒歌)

 この歌は蒙古族のお酒の歌です。蒙古草原に暮らす蒙古族の人々は昔から遊牧生活を送り、騎馬民族と呼ばれています。長い遊牧生活の中でその豪放な性格と剛毅な気概を形成し、その民謡は高らかでよく響き渡ることで世界でも知られています。この蒙古族のお酒の歌は緩やかで美しいメロディーが、花盛りの草原や白い雲のような羊の群れ、そして草原で疾走する駿馬など美しい風景を描いています。

 歌詞は

 私たちは神聖なハダーを高く掲げ

 両手で水晶の杯を捧げる

 友よ、乾杯

 友情のために乾杯

 健康のために乾杯

 歌詞の中のハダーとは蒙古族が、仏に供えたり尊敬のしるしとして人に贈る赤や白などの帯状の絹の布のことです。

 4曲目  金杯(金色の杯)

 この歌も蒙古族のお酒の歌です

 蒙古族の人々は美酒は最高の天からの恵み、五穀の結晶だと考えています。尊敬する客人が訪れれば、蒙古族の人々は美味しいお酒を金色の杯に注ぎ、ハダーの上においてお客さんに捧げ、尊敬と祝福の意を表します。

 歌詞は

 金色の杯の中に

 芳醇な酒をたっぷり注ぐ

 遠方より来る客人よ

 この酒を飲み干したまえ

 馬頭琴や胡琴を奏で、

 みんな思い切り唄おう

 この番組へのご意見・ご感想などがございましたら、ぜひお聞かせください。

 宛先

 〒100040 中国国際放送局日本語部「中国メロディー」係 

 メール nihao2180@cri.com.cn

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