会員登録

江西のミャオ族の村

2011-09-02 13:10:24     cri    

 中国西南部の貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州雷山県西江鎮には1000戸もあるミャオ族の村があります。この村は長い歴史を持ち、国内外の人類学者や民俗学者は、この村にはミャオ族の文化が原始的な姿のままとどめていると見ています。

 黔東南ミャオ族トン族自治州にはミャオ族の村が各地に点在していますが、西江鎮には人口6000人、1000世帯のミャオ族集落があり、最大規模のミャオ族の古村落となっています。

 ミャオ族の家屋は独特な風格を持つ建築物・吊角楼が中心となっています。西江鎮の吊角楼は山を囲むような形で建てられています。秋の夕暮れ、真っ赤に染まった楓の木の葉に隠された吊角楼の上に、炊事の煙が立ちのぼる様子は薄い雲が漂っているようです。

 ミャオ族の民族文化芸術館と呼ばれている西江村は、貴州省から重点保護に指定された民族村の一つで、ミャオ族の歴史や文化を研究する上で、生きた化石と考えられています。ここに原始的な景観があるだけではなく、独特なミャオ族の風情に満ちています。この村を訪れるお人々はミャオ族の食事を味わい、土地の民謡を楽しむだけでなく、夜は吊角楼に宿泊し、小大鼓や芦笙といった民族楽器の演奏を聴きながら、山の中にかすかに光る家家の明かりを眺めることが出来ます。その光景は、あたかも、一幅の水墨画のようです。

 この村の料理店はお客さんに酒を注いだり、歌を歌うなど素朴なサービスを行い、訪れた人々はみなとても満足した気分になります。村を去る時も、ミャオ族の伝統的な銀飾り物が家族や友人へのお土産として人気があります。私もチャンスがあれば、行ってみたいものです。(トウエンカ)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS