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3代続く聖職者の一家

2011-04-01 12:07:28     cri    

 中国西北部の寧夏ホイ族自治区の呉忠市、ここに今年103歳になる楊さ学智山河暮らしています。楊さんはイスラム教寺院の聖職者・アホンを勤めていて、2人の息子と長男の孫もアホンです。子の3代続くアホンは、新中国成立後の変化を見つめ続けてきました。

 楊さんは新築の2階建ての家に住んでいます。記者は冬に入って養蚕の家を訪れましたが、楊さんの家族はスイカなど夏の果物を出してくれました。今年45歳になる楊さんの次男・楊保清さんは「今は食べたいものがいつでも食べられるようになった。夏の果物でも冬食べられます」と話してくれました。

 楊学智さんは男3人女3人の子供に恵まれ、長兄は今年80歳になります。楊さんはずっと、次男の保清さんと一緒に暮らしていますが、一家は5世代が同居する大家庭です。

 次男の保清さんは子供のとき、食べ物が本当に少なかったと語ります。家族が多かったため、食卓に食べ物が出るとあっという間になくなった事を記憶しています。

 ここ数十年での社会変化はせいかつレベルの向上につながりました。国が信仰の自由を認めているので、楊学智さんは10ヶ所ものイスラム寺院のアホンを務めていました。息子の保清さんは中学卒業後、父の楊学智さんのもとで学んでアホンになっただけでなく、保清さんの兄の息子もアホンになりました。保清さんは上の息子は中学1年生、一番下の息子は小学1年生ですが、自分の息子たちは自由にのびのびと育ってもらいたいと思っています。

呉忠市では、イスラム寺院のほか、多くの仏教寺院や教会があります。これについて楊保清さんは「国は安定と団結を保っています。信仰の自由があるので、お互い干渉しません」楊さん一家3代のアホンのもと、ホイ族や漢族をはじめとするさまざまな民族の間には、宗教の違いなどによる争いはなく、共に暮らしています。(トウエンカ)

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