「条」という言葉で、街道を呼ぶのは、北京特有のもので、1987年に出版された「北京市城区街巷地名全図」には、あわせて422の「条」と表現される街道と路地が掲載されました。「条」は一般的に、長さにしても、その幅にしても、「街」と呼ばれる道に比べ短く、幅も狭い道のことを指します。北を上とし、南に向かって順に下へと数えていきます。道の名前をつける時、数字が使われますが、数字の前に「第」という文字はつけられません。北京市内で最も多く「条」で数えられる道は、東四から東四十四条まで、14本の道があります。つまり、東四十条というのは、このうちの1本の道で東四の10番目の道ということです。東四十条は、今では平安大街の一部となり、主要な幹線道路となっています。
観光スポット
保利芸術博物館(保利艺术博物馆)
保利芸術博物館は、保利グループに所属し、中国大陸で初めての大企業が運営する博物館です。所蔵展示品は、青銅器と石像彫刻で、その大多数が保利グループが海外から収集したものです。いずれも貴重なもので、歴史的、芸術的価値が大変高いです。中でも有名なのは、海外に流出していた、円明園の宝物、十二支像の中の牛、猿、虎の頭部の像です。博物館の所蔵品のレベルは高く、その名は海外にも知られています。
アクセス:地下鉄D出口出てすぐ。保利ビル9階。
入館料:20元/人
南新倉休閑文化街(南新仓休闲文化街)
南新倉は、明と清の2つの時代に使用された食料貯蔵庫です。建設されたからすでに600年が経ち、現在残されているのは、9棟となっています。北京のみならず中国でも最大規模のもので、保存状態が最もよい歴史遺産価値の高い倉です。しかしそんな歴史的遺産も現在、博物館や資料館としてではなく、レストランやギャラリー、カフェが集まるスポットにイノベーションされ、古代と元代を融合させた空間を実現しています。
アクセス:地下鉄D出口出て、新保利ビル西側。
グルメ
大董北京ダック店(大董烤鸭店)
1985年に創業した比較的新しい北京ダック店。しかし、その人気ぶりは老舗の全聚徳にもひけをとらないほど。とりわけ外国人に人気のお店です。ダックの皮は香ばしく、サクサクとした歯ごたえで、ざらめをつけながら食べるのがこのお店の特徴。また北京ダック以外の創作料理もおすすめ。美しく盛られたお料理は見た目も華やかです。伝統的な北京ダック店とは一線を画すお店です。
アクセス:地下鉄D出口出て、新保利ビル西側。南新倉休閑文化街中。
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |