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老後生活を中国で送りたい、スイス人ゾオンドルの夢

2010-09-13 17:04:31     cri    

 定年退職後、中国で老後の生活を送りたい外国人の方がいます。この方はスイス議会国際連絡部のゾオンドル主任です。仕事の関係で雲南省の省都・昆明と北京で合わせて4年間生活した彼は「定年退職後、是非雲南省洱海で老後の生活を送りたい。そこには、スイスと同じような山々と海がある」と夢を語っています。

 ゾオンドルさんは初めて中国を訪れたのが1989年のことです。昆明大学のドイツ語先生としてチューリッヒ市政府の派遣でゾオンドルさんは初めて昆明を訪れました。当時、昆明を訪問する外国人はまだ少なく、外国人にサービスを提供する施設も少なかったです。故郷の料理を食べたくて、ホームシックをしたゾオンドルさんはたまたま少数民族が集まり住むところで『乳餅』という現地の人が作った食べ物を見つけました。食べてみると、その味がなんと、スイスのチーズとよく似ています。中国でもスイスのチーズと殆ど変わらないチーズを食べれることは全然思わなかったゾオンドルさんは大変感動を覚え、雲南が大好きになりました。

 それから11年が経ち、ゾオンドルさんはスイス中国駐在大使館文化参事官として、北京で長期滞在することができました。現代的な施設より、彼の心を引くのは故宮や天壇など古い中国の町並みです。都市の現代化が進められる中、古い時代の文化遺跡をどういうふうに保護すべきか?これについて、ゾオンドルさんはスイスの経験を説明し、アドバイスもしました。スイスの首都ベルンの古い城はユネスコに認定される世界文化遺産の一つです。ゾオンドルさんによりますと、現地の住民は生活の便利を図り、家の内装を自由にすることができますが、外観を一つでも換えることは許されないそうです。ゾオンドルさんはこの経験が北京の文化遺産保護でも生かされることを期待しいます。(翻訳:トウ 徳花)

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