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江南糸竹

2010-09-02 16:10:10     cri    

 

 このほど、中国南部江蘇省の小さな町太倉市からきた民族楽団・恒通民族楽団が北京で公演を行いました。この楽団は、団員それぞれが別の本職を持つアマチュア演奏者ですが、彼らの心から音楽を愛する心が北京の観客にも伝わり、その素晴らしい演奏は大好評でした。

  

 中国の揚子江下流地域、江南地方に伝わる民間音楽を「江南の糸と竹・江南糸竹」と言います。太倉市は揚子江下流の水郷の町で、この小さな美しい町は、昔から多くの素晴らしい民間音楽を生み出している事から、江南糸竹の故郷と呼ばれています。太倉市の各所にある野外ステージや喫茶店からは、夕方になると江南糸竹の美しいメロディーが聞こえてきます。江南糸竹は地元の人々の生活に欠かせない音楽なのです。それでは、今日、まずお聞きいただきますのは、江南糸竹の一曲「無錫景」です。この曲は無錫地方の美しい水郷の景色を描きます。

「無錫景」

 今お聞きいただいている曲は、「無錫景」でした。この曲を聞くと、江南地方の美しい水郷の景色が脳裏に浮かぶようですね。

 

 太倉市出身の有名な民族音楽の作曲家・張暁峰氏は、太倉の江南糸竹について次のように解説してくれました。

 「太倉地方の江南糸竹は上海地方の江南糸竹と違い、農村の生活を描いたものが多いです。上海の江南糸竹は様々な音楽家にアレンジされ、すでに都市化されました。しかし、太倉地方の江南糸竹はまだ素朴な特色を保ち、山奥に湧く泉のように澄んでいます」

  

 では、続いてお送りしますのは「行街」。この曲も江南糸竹の有名な一曲です。

「行街」

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