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朱光潜ー中国近代の著名な美学者、文芸理論家、翻訳家

2010-07-14 15:25:10     cri    

 朱光潜(1897ー1986)は中国近代の著名な美学者、文芸理論家、翻訳家です。

 朱光潜は1897年、安徽省桐城生まれ。桐城中学校、武昌高等師範学校を経て、香港大学を中退後、1925年からイギリス・フランスなどへ公費留学しました。1933年、博士号を取得した後、帰国し、北京大学、四川大学、武漢大学で教鞭を執りました。西欧諸国への留学により、彼は中国の儒学や仏教、それに道教の影響に加えて、西洋文化も吸収しました。

 その後、中華全国美学学会名誉会長、全国政治協商会議委員、中国社会科学院学部委員などを歴任しました。

 「美学」が中国の独立した科学分野として確立されたのは20世紀1930年代のことでした。王国維、蔡元培らはわが国の現代美学を発展させるため、卓越した貢献をしました。朱光潜が著した「文芸心理学」、「談美」、「詩論」などの著作は中国における「美学」研究の先駆けとして、重要な意義を持っています。

 また、朱光潜はわが国の「比較美学」と「比較文学」の開拓者の一人でもあります。「詩論」は、このうち「比較美学」分野における典型的な代表作です。

 新中国成立後、朱光潜は以前の唯心論的な美学思想を批判し、また、マルクス主義の観点を吸収し、自らの美学思想を充実させていきました。「西側美学史」は朱光潜が著した最も重要な著作で、また、中国の学者による初の美学史に関する著作でもあります。この他、彼はヘーゲルの著作「美学」を翻訳したことでも知られています。

 彼は一生の全てを学問研究に捧げました。彼の学問の精神は次の3つが挙げられます。

 一、 自己批判、自己否定

 二、 真理を求める、極める

 三、 今日のことを今日で終わらせる

という微生物を作り出すことは簡単なようで、中々大変であったことは想像しただけでもお分かりかと思います。何しろ自然界には10万種類を超える微生物が存在しています。空気の中に水の中に、また土地の中、器、強いては口の中……と至るところにあります。

 これらの微生物が食べ物に付着すると色々と異なる変化を引き起こします。澱粉が糖化したり、澱粉の酸性化を促したり、時には蛋白質を腐らせ、それに毒を持たせることもあります。

 異なる微生物には異なる特徴、異なる生存方式があり、また、必要とする栄養、温度、湿度、環境などの条件も異なります。こうした中で、それも数千年も前、殺菌消毒の設備も無く、温度や湿度を効果的コントロールできる麹培養室も無い条件の下で、澱粉を含んだ穀物を酒を醸造するのに適した自然環境の中で、微生物を寄生、繁殖させ、更に酒の醸造に不利な微生物の繁殖を抑えるというのですから、その簡単なことではありません。

 私たちの祖先は7千年から6千年も前にそれを成し遂げたのです。文字の記載では最も古いものが今から3200年前の商の時代、商王武丁の大臣との話に酒麹に触れた話が出てきます、

 王の武丁は大臣に「若し酒醴(しゅれい)、造らば、汝(なんじ)、麹蘖(きくげつ)のみ必要なり」と話したと言います。つまり、その当時は既に麹蘖、酒麹を使って酒を作ることが大変普及していたことが伺い知れます。

 それ以後数千年、麹をつくり、麹を使ってお酒をつくる『複発酵法』が応用され、これがわが独特の民族的風格を持った穀物醸造技術の源となっているのです。現在にいたっても、世界的に名の知れる醸造酒、蒸留酒は複発酵法を使って醸造しています。

 麹の製作と麹を使って醸造する方法を編み出したことは中国の醸造技術の発展に深遠なる影響を及ぼしただけでなく、これはきた世界の醸造史上の輝かしい成果とも言えましょう。この方法は麦芽で糖化し、更に酵母で発酵させて醸造技術より一歩進んだ技術です。

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