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洛陽で中国人大好きな花、牡丹を楽しむ

2009-04-27 11:10:22     cri    

 中国中部にある河南省の洛陽市は、中国の歴史上、多くの王朝が、都を置きました。洛陽は長い歴史をもつ都市という以外に、もう一つ有名なものがあります。それは牡丹です。牡丹は、昔から中国人が好きな花です。古代の書物によりますと、洛陽の気候は穏やかで、土壌が豊かなので、牡丹の生息に一番いいのだそうです。また、ここの園芸師は牡丹を大事に育てていたから、昔から、洛陽の牡丹は一番素晴らしいと言われています。今日は、牡丹の花が咲き誇る様子をご紹介します。

   

 中国の牡丹は1600年前、野生から人工栽培になりました。唐の時代から、牡丹は国の花として称えられました。その後、王朝が変わっても人々が牡丹を愛する気持ちはずっと変わらず、国の花としての地位も変わっていません。中国人にとって牡丹の地位を入れ替えることはできません。

 今、洛陽では、牡丹は市の花です。牡丹は花の中で一番美しいため、花の王様とも呼ばれています。今日、牡丹は、洛陽の代名詞ともなっています。

   

 洛陽の人々と牡丹との歴史も結構長いです。1000年前から、洛陽の牡丹は名が知られていました。新中国成立後、1983年に初めての「洛陽牡丹祭り」が行われ、それ以降、毎年行われるようになりました。牡丹祭りの規模が年々拡大し、影響力も拡大しつつあります。毎年多くの観光客が牡丹を鑑賞するため洛陽を訪れます。

 これについて、洛陽市の郭洪昌市長は、次のように述べました。

「今、洛陽の牡丹祭りは、花の観賞、先祖の墓参り、経済交流、観光などを一体化させたイベントとなっています。2007年、中国の花にちなんだ花祭りベスト10の一つにリストアップされました。そして去年、国レベルの無形文化遺産と指定されました」

 毎年4月と5月、牡丹の開花の時期です。4月になると、気温が上がり、人々は郊外へ旅行に出かけます。この時期、晴れの天気が続き、牡丹にとってはいい自然条件となります。現在、洛陽では、さまざまな牡丹の花が咲き誇っています。国内外の観光客はを魅了します。河南省の中心都市鄭州からやってきた陳麗艶さんは、次のように語りました。

 「牡丹はとても綺麗です。やはり中国原産の花の代表ですね。牡丹の花を見ると心地がよくなり、春の訪れも感じられます」

     

 現在、洛陽市では、中国国花園と王城公園の牡丹が最盛期を迎えています。洛陽の牡丹は、開花の時期は比較的長く、毎年3月下旬から5月上旬までです。市内の牡丹の花びらが落ち始めたころ、市南部郊外の山間地帯にある高山牡丹が咲き誇ります。というのも、洛陽の周辺にはさまざまな種類の牡丹があるからです。ここは野生の牡丹の生息地でもあります。これらの原種から、洛陽牡丹を中心とする中原牡丹品種が開発されました。これについて、河南省嵩山県白雲山管理局の王広義副局長は、次のように話してくれました。

 「白雲山観光地の高山牡丹園には貴重な高山野生種があります。この牡丹は人工栽培した牡丹とぜんぜん違います。ここの牡丹は5月10日ごろから咲き始め、開花の期間はおよそ1ヶ月ぐらいです」

 今年の洛陽牡丹祭りでは牡丹と関連するイベントも行われます。中国国花園では、現在、週末になると、牡丹踊りと歌のイベントが行われています。また、関林観光地の広場では、伝統的な地方劇が行われます。ここで伝統劇を見た観光客の呉遵義さんは、感想を語ってくれました。

 「牡丹の花を見るほか、この公園でサーカス、歌と踊りまた地方劇などを楽しむことができます。とても見る価値がありますね。これから周りの人にも洛陽の牡丹祭りを薦めます」(担当:任春生)

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