今年は、中国が改革開放政策実施30周年ですが、また、中日平和友好条約締結30周年でもあります。日本の数名の国会議員はこのほど中国の新華社通信の記者のインタビューを受けた際、中国のこの30年の日進月歩の変化は両国関係に積極的な影響をもたらしたと述べました。
河野洋平衆議院議長は、このように語りました。「日中国交正常化の後、両国は30年前にまた平和友好条約を締結しました。中国とこのような関係を確立できたことは、日本にとって、とても喜ばしいことです。これによって、日本人と中国人は再び手を携えて、助け合い、ともに発展することができました。この30年間に、中国は改革開放政策を実施し、日本を含むほかの国との関係は順調に発展してきました。現在、両国の経済交流は盛んに行われ、人的往来はますます頻繁になり、物流も急成長しています。統計データを見ただけでもびっくりするほどです。」
自民党の園田博之政調会長代理の父親は、30年前中日平和友好条約の締結に多大な貢献を行った園田直元外相です。園田博之氏は、「中国と平和友好条約を締結したことは父親の政治生涯において、最大の成果であり、園田一家の永遠の光栄だ」と自慢しています。
園田博之政調会長代理は、「中国が順調な発展を遂げることは世界各国が望むとおりです。日中両国の良好な関係はアジアだけではなく、中国の改革開放にもプラスとなります。中国が改革開放政策を実施したことと、両国が平和友好条約を締結したことはほぼ同じ時点にあるということで、日中の政治、経済、文化の交流と協力に道を開いたのです。こういう意味で、両国関係が今日まで発展してきたことは、中国の改革開放と緊密なかかわりがあると言えますね。」
園田博之政調会長代理はまた次のように語っています。「中国の歴代の指導者は中国の経済・社会情勢の発展・変化に応じて、段取りを追って、改革開放のプロセスを推進し、中国の飛躍的な発展の基礎を打ち固めました。経済分野においては、今の中国は世界にとってとても大きな影響力を持っています。今後も日中両国がさらに手を携えて協力をいっそう深めることを願っています。」
また、民主党の高橋千秋副幹事長は、次のように述べました。「中国の改革開放は、日中関係発展史上において重要な転換点だと思います。30年の発展と経て、日中関係は成熟したものとなり、双方は率直に意見を交換できるようになっています。この過程では、中国の改革開放は重要な役割を果たしましたね」。
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