中国の習近平国家主席は15日、北京の人民大会堂で、フィジーのフランク・バイニマラマ首相と会談しました。
習主席は「中国はフィジーと共に努力して、両国の政府や議会、政党、地方の往来を深め、国を治める面においての経験の交流や国家発展戦略のつながりを強化し、各分野での実務協力を促進し、両国関係のより大きな発展を推し進め、両国国民に更なる幸福をもたらしたい。また、農業技術やインフラ整備などの分野で協力を強め、中国企業のフィジーへの投資を奨励し、二国間貿易協定の協議を支持したい。今後、引き続き、人的交流の強化に尽力し、より多くのフィジーの若者たちが中国に留学することを歓迎する」と述べました。
また、習主席は「今年は中国人民の抗日戦争および世界反ファシズム戦争の勝利70周年であり、国連発足70周年でもある。中国は、国連などの多国間枠組みの中で、フィジーと緊密な意思疎通を保ちたい。安保理改革や気候変動への対応、2015年以降の発展議題など、重要な問題でフィジーとの協調を強化し、発展途上国の共通利益を擁護していきたい」と述べました。
これに対し、フランク・バイニマラマ首相は「中国はフィジーの国家発展戦略の重要なパートナーである。両国の国交樹立40周年の際は中国と全面的な協力を強化したい。社会と経済の発展において、中国の支援を得たい。また、気候変動対策などの国際問題と地域問題で、中国と協調と協力を強めていきたい」と述べました。(玉華、山下)