ユーログループのデイセルブルム議長は7日、同日開かれたユーログループ緊急財務相会合で、新しく任命されたギリシャのツァカロトス財務相が新たな救助案を提出していないことを明らかにしました。

　デイセルブルム議長は「ギリシャはまず金融支援を求める新たな案を提出する必要がある。その後財務相会合で本格的な討議を行う」と述べました。

　新たな支援合意を巡るギリシャ政府との交渉はいつ始まるかについて、デイセルブルム議長は「ユーログループはまず、ギリシャの財政と債務の持続可能性など経済状況に対する評価を国際債権団に求める。その上で、ギリシャと救助に関する本格的な交渉を行うかどうかを決める。何日間でこの一連の作業を成し遂げなければならない」と述べました。

　なお、7日時点でギリシャの銀行はまだ通常の営業を再開していないということです。（Mou）　国際・交流へ