中国外務省の華春瑩報道官は6日、定例の記者会見で、日本に対し、南海問題を大げさに取り上げることを止め、実際の行動で地域の平和と安定を守るよう求めました。
今月4日に開催された日本とメコン地域諸国の首脳会議で、南海情勢に懸念を示した内容を含む共同文書「新東京戦略2015」が採択されました。これに対するコメントを求められた華報道官は「中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の共同努力により、南海情勢は全体的に安定しており、国際法に基づく各国の航行の自由は何ら影響を受けていない」と述べました。
日本に対し、華報道官は「自らの利益のために地域の緊張を煽り、地域諸国の関係を挑発し、南海の平和を守るための中国とASEANの努力を妨げている」と批判しました。さらに、「日本は南海問題の当事国ではない。日本が、南海問題で特定の立場を取らないという約束を守り、南海問題を大げさに取り上げることを止め、実際の行動で地域の平和と安定を守るよう求める」と強調しました。(鵬、山下) 国際・交流へ
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