3日から深センで開かれている第17回ベンチャーキャピタルフォーラムで明らかにされた情報によりますと、中国が現在行っている「大衆の創業、万人の革新」という呼びかけによって、多くの優秀なプロジェクトが生まれており、ベンチャーキャピタル業界はかつてないほどの良い発展のチャンスを迎えています。またベンチャーキャピタルの成長は中国におけるイノベーションの成果の産業化も速めているということです。

　中国科学技術省の徐建超副秘書長は席上、「国務院による衆創空間（ソーシャル・イノベーション・プラットフォーム）に関する意見が発表された後、大学生向けイノベーション基地が200あまりにのぼり、年間、50万人の大学生を引き付けている」と紹介しました。

　同時に、ベンチャーキャピタルが中国で著しい成長を見せています。清科研究センターの統計によりますと、2015年第1四半期だけでも、349社の創設されたばかりの企業がエンジェル投資を受け、公開された投資金額は2億5900万ドルにのぼりました。また、投資案件は昨年同期と比べて93.9％増え、公開された金額は昨年同期に比べて214.2％増となっています。

　フォーラムに出席した専門家は、近年、中国で推進されつつあり、深化されている商事登録制度の改革はベンチャーキャピタルにおびただしい数のクライアントを提供し、ベンチャーキャピタルと大衆の創業に大変良いチャンスをもたらしたとみています。（Yan、小山）暮らし・経済へ