中国の習近平国家主席は24日、23日の会談に引き続き、中南海でベルギーのフィリップ国王と二回目の会談を行いました。

　習主席は、ベルギー王室が両国関係の発展に尽くした貢献を高く評価した上で、「当面、両国関係は全方位的友好の方向に向いて発展している。政治的相互信頼を保ち、二国間貿易が盛んになり、人的交流も日増しに深まっている。現在の両国関係に満足している」と述べました。

　習主席はフィリップ国王に中南海の瀛台（えいだい）の歴史や中国近現代の発展を紹介しました。習主席は、「中国の近代以降の歴史を勉強することは、中国人民の今日の理想や歩んでいる道を理解する上で大切だ。改革開放以来、我々は中国の国情や時代の流れに沿って、中国の特色ある社会主義の道を歩んできた。実践が証明するしように、改革開放の道を堅持するのは正しいことだ。中国は変わり、人民は豊かになった。中国は平和的発展の道を堅持し、世界の平和、安定、発展に責任感のある大国の役割を果たしている」と述べました。

　フィリップ国王は、習主席との二度目の会談に喜びの意を表し、「今回の訪中はとても印象深く、実り豊かな成果を結んだ。訪問を通じて、中国の大きな変化をこの目で見た。中国の各界の人々と広く接触し、両国の協力の潜在力の大きさを実感した」と述べました。（ooeiei、林）