中国の高虎城商務相とオーストラリアのアンドリュー・ロブ貿易・投資大臣は17日、キャンベラで両国政府を代表して、「中華人民共和国政府とオーストラリア政府間の自由貿易協定」に正式に調印しました。オーストラリアのアボット首相が調印式に出席しました。

　中豪FTA交渉は2005年４月からスタートし、10年経過しました。双方の努力のもと、2014年11月、習近平国家主席がオーストラリアを訪問中に、アボット首相と協定締結の合意を共に発表しました。今回の正式調印は、両国の国内における批准プロセスの履行や協定の早期発効に向け、大きな一歩となります。

　中豪FTAには貨物やサービス業、投資など10数分野が含まれ、「全面的、ハイクォリティ、利益均衡」の目標を達成し、これまでに調印したFTAのうち、自由化レベルが最も高い協定の一つになるということです。

　また協定ではEC事業、政府による買い付け、知的財産権などの分野における交流と協力の推進についても規定されています。（ooeiei、高橋敬）　国際・交流へ