ブッシュ前大統領の弟のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事（62）が15日午後、フロリダ州で共和党から大統領選へ立候補することを正式表明しました。民主党からの出馬が最も有力視されているヒラリー・クリントン氏（67）との本選対決を見据え、2016年米大統領選でブッシュ「3世」VSクリントン「2世」の局面が現れる可能性があると話題になっています。

　ブッシュ氏はフロリダ州で演説し、「大統領としての目標」として、年4％の経済成長と1900万人の雇用増を掲げるとともに、国民からの税金が「必要ではない支出」に用いられることを防ぐために拒否権の発動を惜しまないと表明しました。

　ブッシュ家3人目の大統領選候補として、ブッシュ氏は講演で母親のバーバラ・ブッシュ氏に敬意を表しましたが、父そして兄を名指しすることは避け、ただブッシュ家の息子として「幸運」だと話すに留めました。

　対中国戦略では、ブッシュ家は友好的な姿勢を見せてきました。父親のジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュ氏（第41代大統領）は1974年にアメリカ駐北京連絡所の責任者を務めたことがあり、大統領任期中に中米関係の発展に大いに努力したほか、息子のジョージ・ウォーカー・ブッシュ氏（第43代大統領）は中国を4回訪問しており、中国訪問の回数が歴代で一番多い大統領でした。（ZHL、小山）

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