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 外務省報道官、南沙諸島での建設工事について言及

2015-06-16 14:00:47     cri    

 中国外務省の陸慷報道官は16日北京での定例記者会見で、中国が南沙諸島で行っている建設工事について、記者の質問に答え「近いうちに埋め建て作業を終える」と明らかにしました。

 陸報道官は「南沙諸島での建設工事は中国の主権の範囲内で行われており、法に基づき、道理と実情にかなうものだ。いかなる国に対して行っているものでもなく、国際法に基づく各国の南海での航行の自由に支障をきたすことなく、南海の海洋生態環境に損害をもたらすこともないため、非難されるいわれはない」と述べました。

 さらに、「中国が南沙諸島で行う建設工事は、軍事防衛上必要であるほかに、各種の民間サービスに便宜を図り、海上救援や防災・減災、海洋科学研究、気象観察、生態環境の保護、航行の安全、漁業生産へのサービスなどにおける中国の国際的な責任や義務をよりよく果たすためだ」と強調しました。

 陸報道官はまた、「中国は一貫して平和発展の道を歩み、地域の平和と安定を維持するための断固たる力である。中国は断固として国の領土保全や主権と海洋権益の維持を堅持するとともに、歴史的事実を尊重したうえで、直接関連している当事国と共に、国際法に基づいて交渉によって紛争を解決し、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国と共に、『南海各方面行動宣言』の枠組みを全面的かつ効果的に実施しながら、『南海行動準則』の交渉プロセスを積極的に推し進め、南海の航行の自由、そして平和と安定の維持に取り組んでいきたい」と述べました。(06/16 Lin, 小山)

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