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 「一帯一路」が中国対外貿易の活力に

2015-06-10 14:33:21     cri    

 最新の統計データによりますと、中国の対EU、対日などの輸出成長率は依然としてマイナス成長を示しています。一方、「一帯一路(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)」構想の沿線諸国に対する輸出の伸びは顕著です。業界関係者は、「『一帯一路』戦略の推進とアジアインフラ投資銀行(AIIB)設立の恩恵を受け、『一帯一路』は中国の対外貿易の新たな活力になるだろう」と予測しています。

 今年1月から5月までの中国の輸出入総額は9兆4700億元(約187兆円)で、前年同期に比べ7.8%の下落となりました。グローバル的な需要不足や人民元為替レートの先高感などが影響しているとのことです。今回の数値は、今年の対外貿易額が6%の成長という目標数値からは大きな隔たりがあります。

 一方、「一帯一路」沿線諸国と地域に対する輸出は成長しています。商務省の統計によりますと、1月から4月までに、これらの国と地域に対する輸出額は1915億ドル(約3兆8000億円)余りで、前年同期に比べ4%の成長となりました。

 香港上海銀行(HSBC)がこのほど発表した報告では、「2015年から2020年までの間、中国の輸出額で年平均成長率の最も高い上位5つの輸出先と、輸入額で年平均成長率の最も高い上位5つの輸入国はアジア地区に集中し、年平均の成長率は10%以上を維持する見込みだ」と予測しています。(玉華、高橋敬)暮らし・経済へ

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