「東方の星」客船転覆事故救援指揮本部が9日に伝えた情報によりますと、事故が発生した水域での捜索作業が終了したということです。捜索は9日午前6時ごろから再開され、7時間かけ、転覆水域の縦横150メートルの範囲において、立体的な捜索が行われましたが、新たな遺体は発見されませんでした。事故現場の下流水域における捜索は引き続き行われます。なお、船内で一番最初に発見され救出された65歳の女性は、体調が回復し退院したということです。

　一方、上海市政府報道弁公室が発表したところによりますと、9日午後5時までに、96人の上海籍の犠牲者のうち35人のDNA鑑定が行われたということです。（ooeiei、高橋敬）暮らし・経済へ