中国と韓国が自由貿易協定(FTA)に正式調印したことで、中国の習近平国家主席と韓国のパク・クネ大統領が互いに祝辞を贈りました。
習主席はその中で、「中韓両国は隣国であり、文化も近く、経済的連携が強い国同士である。現在、中国は韓国の最大貿易パートナーおよび最大の海外投資対象国であり、また韓国は中国の第三の貿易パートナーおよび中国への第五の投資国である。両国は東アジアおよびアジア太平洋地域の重要な国として、自由貿易協定を締結したことで、両国の経済貿易の急速な発展が促され、両国民に一層の利益がもたらされるだけでなく、東アジアないしアジア太平洋地域の経済一体化および世界経済の発展にも大きな意義がある」と高く評価しました。
一方で、韓国のパク・クネ大統領は、FTAの締結に大変喜んでいるとの気持ちを伝えた上で、「韓中両国は1992年の国交樹立後、協力関係が飛躍的に発展し、友好関係が日増しに緊密になっている。FTAは、今後の協力における制度的な枠組みであり、長期的また戦略面で協力の方向を明確に示してくれる。それにより、両国の企業および国民により多くの機会と利益がもたらされ、両国の国際社会での地位向上につながり、戦略的パートナーシップの一層の強化にも有益である」と述べました。
なお、中国の高虎城商務相と韓国の尹相直産業通商資源相がそれぞれの政府を代表しソウルで署名しました。(閣、林)国際・交流へ
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