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 シャングリラ対話、アジア太平洋の安保問題に注目

2015-05-30 13:37:12     cri    

 第14回アジア安全保障会議(シャングリラ対話)が29日、シンガポールで開かれました。26の国と地区からの防衛担当高官や軍の指導者が一堂に会し、アジア太平洋地域の伝統と非伝統的な安全保障問題について討議し、意見を交わしました。

 3日間の会期中、参加者による二国間や多国間の会談が行われます。シンガポールのウン・エンヘン(黄永宏)国防相はこのほど、「今年のシャングリラ対話は宗教過激派組織による脅威や大国関係、アジア諸国の政治的不安定要素及び自然災害やサイト攻撃による安全脅威への対応、クロースボーダー協力が直面している挑戦などの議題をめぐって討議する」と明らかにしました。

 29日夜、シンガポールのリー・シェンロン(李顕龍)首相は基調演説を行い、アジア地域の情勢について見解を述べました。リー・シェンロン首相は中米両国の良好な関係発展に期待を寄せ、中国が提唱した中国・ASEAN(東南アジア諸国連合)「2+7協力枠組み」や「一帯一路(シルクロード経済帯と21世紀の海上シルクロード)」などの構想はアジア諸国の連携を深めたと高く評価し、「中国の主導によるアジアインフラ投資銀行の設立は本地域のインフラ施設の発展と投資における差し迫ったニーズを満足させ、中国が世界枠組みの構築に積極的に参与するルートの一つでもある」と述べました。

 リー・シェンロン首相はアジア地域に現れた一部の不安定要素に憂慮を示し、「今年は第二次世界大戦終結70周年に当たるが、過去の戦争は依然として日本と中国、日本と韓国との関係に影響を及ぼしている。日本は過去の過ちを素直に認めなければならない。これまで日本は戦争についての謝罪は曖昧で、南京大虐殺や慰安婦問題などについてその立場を明らかにしていない」と強調しました。(05/30 Lin、Kokusei) 国際・交流へ

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