中国国家新聞出版機構によりますと、2012年11月15日から2014年6月13日までの中国の習近平国家主席のスピーチ、談話、講演、インタビューへの回答、指示、祝賀メッセージなど79篇を収録した『習近平、国政運営を語る』（中文版：習近平談治国理政）は、2014年9月28日に出版されてから、全世界での発行部数はすでに450万部を超えました。そのうち、海外での発行部数は40万部、これは改革開放以降、中国国家指導者の著書が海外で発行した最高記録となっています。

　『習近平、国政運営を語る』は、国務院新聞弁公室、中央文献研究室と中国外文局により共同編集されたものです。外文出版社は中国語版、英語版、日本語版、フランス語版、ロシア語版、アラビア語版、スペイン語版、ポルトガル語版、ドイツ語版などの外国語版を全世界に向けて発行しています。この本は習主席の指導下で制定された改革の青写真を紹介し、16の面にわたる336項目の改革措置を取り上げ、経済や政治、文化、エコ文明、党の建設などに及んでいます。

　『習近平、国政運営を語る』シンポジウム及びPRイベントが28日ニューヨークで行われました。中国国家新聞出版とラジオ映画テレビ総局の呉尚之副局長は、「この本を通じて、中華民族の夢と追及をよりよく理解し、中国の改革と発展の大勢をよりよく把握し、中国と世界の関係をよりよく認識することができる」と述べ、この本が必ず中国と世界のコミュニケーションを増進させる絆となるとしています。

　崔天凱駐米大使は「この本は習主席及び習近平政権が国政運営に関する考え方と実践を記録し、世界に向けて今の中国を理解する窓口を開けた。今の中国、特に、中国の最高指導層が中国の発展と改革プロセスをどうやって策定しているかを理解しようとする人々にとっては、リアルで得がたい視点を提供した」と述べました。

　米国のキッシンジャー元国務長官は祝賀メッセージを送り、「本の中で、習主席はこれまでになかったスケールの大きい改革の構想図を描いており、中国社会の革命的転換を推進しようとしている考えが読み取れる。また、腐敗取締や法治の強化、環境保護、経済成長を新しいレベルに引き上げるなど、一連の内政方針を打ち出した」と述べました。（ZHL、Kokusei）