中国の楊潔チ国務委員は26日、モスクワで開催されたブリックス安全保障担当高官会議に出席しました。5回目となった会議では、ブリックス各国が国際問題における協力などで意見交換し、共通認識に達したということです。

　楊国務委員は、世界平和の維持におけるブリックスの役割を高く評価し、国連成立70周年および世界反ファシズム勝利70周年にあたる今年に、一層の努力を払い、「国連憲章」の主旨と原則を守り、国際問題における国連の中心的役割を守っていくとの決意を表しました。

　ロシアのプーチン大統領は各国の高官らと会合し、「国際社会は外部からの干渉やテロ、多国間にまたがる犯罪、金融リスクなど、厳しい課題に直面しており、共同で対応するべきだ」と述べ、ロシアは世界の平和発展のため、7月に開催予定のウファ首脳会談が成功裏に実施できるよう取り組んでいきたいとしました。（閣、山下） 国際・交流へ