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 中国、南海問題で言行を慎むよう米に求める

2015-05-25 20:08:44     cri    
 中国外務省の華春瑩報道官は25日の定例記者会見で、アメリカの高官が今後も南海で監視活動を継続すると発言したことについて「アメリカは南海問題の当事国ではない。話をこじらせることはせずに言行を慎むべきである」と話しました。

 アメリカのラッセル国務次官補らはこのほど、中国の南海での行動について「紛争の公平な解決と航行の自由の原則に対する挑発であり、アメリカ海軍はこれらの原則を守るために、艦船や航空機を引き続き国際海域・国際空域に派遣して航行や上空飛行の自由の権利を行使する」と話していました。

 華報道官はこれに対して「各国が国際法に則って南海で航行の自由を享受することは、これまでもこれからも何ら問題はない。中国は一貫して南海の航行の自由と安全を重視し守ってきた。しかし、航行の自由とは、外国の軍隊の艦船や航空機が国際法に反し、他国の合法な権利や航行の安全を無視してよいというものではない」と反論しました。

 また、米軍の対潜哨戒機P-8Aが20日、中国側の南沙諸島の関連島嶼に接近して偵察活動を行いました。島嶼の守備に当たっている中国軍は規定に従って、無線を通じて警告を出し、退去を求めました。

 華報道官はこの偵察活動について「ミスジャッジや海や空での不測の事件を引き起こしやすく、たいへん危険で無責任なやり方だ。中国は米国のこうした挑発行為に断固反対し、すでに米側に厳正に申し入れた」と話しました。

 その上で、「中国の主権と領土を守る意志は磐石のように固いものである。中国は米国にあやまちをただし、理性を保って、無責任な言行を慎むよう促す」と強調しました。

 華報道官はまた「中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は『南海各国行動宣言』の枠組みの全面的かつ効果的な実施の下で、『南海行動基準』に関する協議を安定して推進しており、合意できるよう努力している。関連協議には積極的な進展が見られる」と話しました。(Yan、小山)国際・交流へ

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