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 ネパールM7.5余震、5月12日 CRI記者手記

2015-05-14 15:37:19     cri    

 2015年5月12日は、中国四川省で発生したブン川大地震から7年目の日です。ネパールで4月25日に発生したマグニチュード8.1の大地震から2週間余りが経過したこの日、同国でマグニチュード7.5の余震が発生しました。周辺の数カ国に影響が及 んでおり、この余震による死傷者は1000人を超え、チョモランマでは雪崩が発生しました。

 この日の朝、我々中国国際放送局(CRI)の記者は中国民間企業の救援チームと共に、救援物資を積んだ車に乗り込み、ネパールの首都カトマンズから60キロメートル離れた被災地・カブレ郡(Kabhre)に向かいました。

 車は中国とネパールの友情の証でもある1966年に竣工された大橋を通り、正午前、カブレ郡の山奥にある村に着きました。

 目的地であるこの村には60世帯の村民が生活しています。地震により、5人が亡くなり、れんがと土などで建てられた家はほとんどが倒壊してしまいました。交通が不便など原因で、ネパール政府の支援はここまで届いていません。被災者は現在、テントや防湿シート、蚊よけ薬などを必要としています。

 村の住民は救援チームの到来を歓迎した後、慌てず、列を作って一人一人身元を示す資料に登録しながら、救援物資を受け取っていました。一方、遠くないところで遊ぶ子どもの姿も見えました。

 正午過ぎ、突然地面からド~ンという地鳴りのような音が聞こえたかと思うと、周辺の山々も揺れ出し、その瞬間、めまいでふらつきました。並んでいた村民たちは道路の真ん中に避難しました。このマグニチュード7.5の地震はおよそ1分間続きました。

 人身の安全と帰り道の状況などを考慮した救援チームは戻ることを決めました。分配しきれなかった救援物資を村の責任者に託し、我々はカトマンズに向かいました。

 帰路では、先ほどの地震により落石で道路が遮断され、自動車が通れなくなっていました。救援チームは岩や石を移動させ、バイクしか通れないほどの細い道を確保しました。女性をバイクに乗せ、その他のメンバーは徒歩で迎えの車が待つ道まで山を下りました。(取材記者:江明 翻訳:万)国際・交流へ

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