中国は第2陣となるネパールへの救援物資の輸送のため、5日から、大型ジェット輸送機Ilyushin IL-76(イリューシン76)6機による空輸を再び行っています。

　中国空軍の申進科報道官が5日夜、明らかにしたもので、軍委員会本部の指揮下で、空軍は中国のネパール駐在関連する機関と連携を密にし、合理的で秩序ある救援に取り組んでいます。テントや発電機などの救援物資を積んだ航空輸送機6機は、５日夜に成都双流空港を出発し、ネパールのカトマンズ空港へ向かいました。13回のフライトを予定しているということです。

　また、中国空軍は、ネパール大地震の影響を受けた中国国内の被災地でも救援に全力をあげています。チベットにある空軍が駐在する場所では、応急措置として空港を速やかに開放し、航空輸送機やヘリコプターが滞りなく離着陸できるようにし、様々な救援物資の輸送ルートを確保しています。地震被害に対応した救援応急分隊を立ち上げ、昼夜を問わず、テントや布団などをシガツェ民政局へ運んだ指揮所もあったということです。（Yan、山下）暮らし・経済へ