インドネシアのジョコ大統領をはじめ、ジンバブエ、ミャンマー、エジプト、ベネズエラの指導者がそれぞれ記念式典であいさつをしました。これらの指導者は、そのあいさつで「今の国際社会では不公平、不合理、不均衡といった現象がまだ目立っている。発展途上国が権益を維持し、発展を実現させるにはまだ大きな試練に直面している。この情勢の下でアジア・アフリカ諸国の指導者がバンドンに集まり、バンドン精神を再び確認し、発展途上国の共同発展と繁栄に取り組んだことには、重要な現実的な意義がある」と指摘しました。

　バンドン会議の60周年を記念して開かれた首脳会議は23日に閉幕しました。閉幕式では、「2015バンドンコミュニケ」、「アジア・アフリカ新型戦略パートナシップの建て直しに関する宣言」、「パレスチナ問題に関する宣言」の3つの文書が採択されました。（任春生、小山）