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 習近平主席、ジャカルタで安倍晋三首相と会談

2015-04-22 20:50:43     cri    

 中国の習近平国家主席が22日、ジャカルタで求めに応じて日本の安倍晋三首相と会談し、中日関係をめぐって意見を交換しました。

 習近平主席は席上、まず「中日関係に向き合う上での大原則は、中日間の4つの政治文書の精神を厳格に順守し、両国関係を正しい方向に発展させることを確保することだ。昨年、中日双方が合意した4つの原則的共通認識がこの考えを表している。歴史問題は中日関係の政治的土台にかかわる重要な原則的問題だ。日本側には、アジアの隣国が関心を寄せている事項に真摯に向き合い、外部に対して歴史を正視するという積極的なシグナルを出してほしい」と話しました。

 習主席はまた「中日双方はいずれも積極的な政策を実行する必要がある。我々は日本側と対話とコミュニケーションを強め、信頼を深め疑念を払拭し、中日間の4つの政治文書にある『互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならない』という共通認識を幅広い社会のコンセンサスに変えていくよう努力する。双方は引き続き各分野における交流を展開し、両国の国民の相互理解と認識を深めていく必要がある。中国による『一帯一路』(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)構築およびアジアインフラ投資銀行(AIIB)設立の提案はすでに国際社会から歓迎されている」と強調しました。

 習主席はさらに「平和、発展、協力、ウィンウィンはすでに覆すことのできない時代の流れになっている。中国は揺るぎなく平和発展の道を歩んでいくが、日本も平和発展の道に沿って中国と共に歩み、一緒になって国際と地域の平和、安定、繁栄により大きな貢献をしていくことを望む。我々両国の指導者はこれに向けてしかるべき責任を担っていくべきだ」と話しました。

 安倍晋三首相は、「再び習近平主席に会えて嬉しく思う。私は日中関係の改善を強く望んでいる。日中関係の発展は両国の国民と世界の平和と発展にプラスである。日中両国が互いの発展を脅威としないことにはまったくもって賛成だ。日本側は、昨年双方が合意した4つの原則的共通認識を実行し、両国の各分野における交流と対話を積極的に促し、両国国民の相互理解を促していきたい。私と内閣は、多くの場で約束している通り、『村山談話』を含めた歴代政権の歴史問題での認識を引き続き継承していくつもりだ。この立場を変えることはない。日本は今後も引き続き平和発展の道を歩んでいくと決意している。日本もアジア地域にインフラ投資に対する大きなニーズがあることを認識しており、この認識に基づいて中国とAIIBに関して詳しく検討していきたい」と話しました。(Yan、小山)

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