アメリカのオバマ大統領は14日、キューバをテロ支援国家の指定リストから除外することを議会に通告しました。これで、両国の国交正常化に向けた、大きな障害が取り除かれたと世論は評価しています。

　オバマ大統領は議会への通告の中で、キューバは過去6ヵ月間、国際的テロ活動を支援しておらず、今後も支援しないことが確約されたとして、キューバに対するテロ支援国家の指定解除を承認したとしました。

　昨年年12月、オバマ大統領とキューバのラウル・カストロ国家評議会議長が、国交正常化に向け、交渉を始めることを明らかにしました。今月9日、ケリー国務長官がキューバのロドリゲス外相と会談、さらに11日、オバマ大統領とラウル・カストロ議長が会談しました。これらの会談やキューバに対するテロ支援国家指定解除は、両国の国交正常化交渉や、大使館再開を加速させる助けになると、世論はみています。 （ｈｊ　山下）国際・交流へ