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 ハイテクで豪華に蘇る古都  明堂、天堂

2015-04-13 16:26:38     cri    

 九王朝が都を置いた古都、洛陽。唐の時代、女帝則天武后もここに都を置きました。その遺跡である「隋唐洛陽城国家遺跡公園」が取材3日目午後の訪問先です。午前中から引き続きかなり強い風が吹いていましたが、その風を打ち消すように賑やかな太鼓と鐘の音が私たちを迎えてくれました。総面積が約67ヘクタールに及ぶ広い公園にそびえたつ2つの建物が明堂と天堂です。

 先ず、隋唐の時代の洛陽城の中軸線上にある明堂を見学しました。宮城の正殿に当たる場所で唐の高宗や則天武后が執務をしたりした場所のようです。

 建物内は洛陽の歴史や盛唐の文化を映像やパネル、ジオラマ、模型、蝋人形等等最新の技術を駆使して紹介しています。私が面白いと思ったのは、当時の洛陽城を鳥になったような目線で空を飛んでいるような感覚で散策できる映像です。また、隋唐といっても、則天武后について紹介しているエリアが多く、全体の3分の2くらいを占めていたように思います。則天武后が主人公のドラマが流行ったからでしょうか。女帝と言うことで、当時の女性のお化粧の手順や髪型、口紅の塗り方の変遷が紹介されていたのは、新鮮でした。

 最後にはミュージアムショップまであって、手軽に買えるメモ帳ようなものから約7万円もする牡丹の絵皿まで並んでいました。私がちょっと欲しかったのは、則天武后のUSBスティック。もう少し時間があったら買っていたかもしれません。

 

 また、洛陽がシルクロードの起点であることも強調されていました。今、中国が進めようとしている「一路一帯」(シルクロードと海のシルクロード)の影響でしょうか。

 この明堂の西北100メートルくらいの場所にあるのが天堂。高さ88.88メートル、外から見ると五重の円形の塔ですが、中は9階まであります。

 

 中に入ると豪華なシャンデリアと則天武后が世界各国の人と謁見する壁画がありました。世界各国の人の中には、百人一首に出てくるような装束の日本人もいます。

 

 遺跡の上に建てられていることから、その遺跡が良く見えるように床は全てガラス張り。厚くて丈夫と解っていても、ちょっとドキドキします。則天武后と仏教のつながり等が紹介されていました。7階での唐の時代の中国茶芸のデモンストレーションがあり、香り高く爽やかなお茶をいただいて私たちの取材活動が終わりました。(keiko&sui)

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