国連安全保障理事会（安保理）は3日、声明を発表し、ソマリアのイスラム過激派武装集団「アルシャバーブ」がケニア北東部ガリッサの大学を襲撃した事件に対し、「最も強い言葉で非難する」としたうえで、あらゆる形のテロを取り締まると強調しました。

　声明は、事件で亡くなった人の遺族やケニアの国民、政府に慰問の意を伝えました。また、ケニアのテロ取締りおよびアフリカ連合ソマリア平和維持部隊での「アルシャバーブ」の取り締まりにおけるケニアの役割を高く評価しました。

　また、声明は「今回のテロ事件を実行、組織し、資金の援助などをした支援者を処罰しなければならない。全ての国が、国際法や安保理決議に定められた義務に基づき、ケニアと連携するよう求める」と強調しました。さらに、加盟国に対し「テロ対策は国際法に沿うものでなければならない」としました。（鵬、小山）国際・交流へ