習近平国家主席は30日、北京でオーストラリアのピーター・コスグローブ総督と会談しました。習主席は、コスグローブ総督がボアオ･アジア･フォーラム年次総会に出席するため中国を訪問したことに歓迎の意を表しました。

　席上、習主席は「ここ数ヶ月、双方は両国の指導者らが昨年合意した内容を積極的に実行し、多くの分野で重要な進展を収めた。両国間の多面的な協力パターンが形成されているところだ。中国とオーストラリアは同じアジア太平洋地域に位置し、両国関係の深化は、両国とこの地域に利益をもたらすだろう。双方は関係発展のチャンスをつかみ、共に両国間の全面的な戦略的パートナーシップの安定した発展を促していくよう希望する」と述べました。

　これに対して、コスグローブ総督は「中国訪問は総督に就任してから初めての外国への公式訪問で、とても嬉しい。中国はボアオ・アジア・フォーラムを成功させ、アジア太平洋地域が活気に満ちていることが再び証明された。習主席がフォーラムで述べた理念は人々を鼓舞した。この訪問期間中、私は広東や重慶なども訪れた。オーストラリアは中国南西部の開発のパートナーになることを望んでいる。オーストラリアはアジアインフラ投資銀行（AIIB）への参加を申し込み、シドニーに人民元決済銀行を設立することを歓迎する」と述べました。（藍、小山）