中国・インドネシア経済協力フォーラムが27日、北京の人民大会堂で開かれ、中国の李克強首相とインドネシアのジョコ大統領が、それぞれ演説しました。

　李首相は演説で、「中国は最大の発展途上国であり、工業化の推進を加速している。中国の設備と技術は国際市場でも競争力を持ち、それを更に強化していく。中国とインドネシアは共に人口大国で、市場の潜在力が高く、両国の工業化は相互補完性の強い段階にある。中国の生産力の余分をインドネシアのインフラ整備や工業化計画と連結し、中国の資本や技術での優位性をインドネシアの市場や資源の優位性と連結させるのは、一石『多』鳥だ。中国政府は中国企業のインドネシアへの投資を支持し、互恵共栄の実現を期待する」と強調しました。

　ジョコ大統領は「インドネシアの海洋経済の潜在力は高い。高速道路、港、空港、電力などのインフラ整備、産業団地の建設が必要とされている。インドネシア政府は中国との協力を強化し、中国企業のインドネシアへの投資を歓迎し、良好な投資環境を提供するだろう」と述べました。（白、山下）暮らし・経済へ