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<四つの全面>海外「党の全面的厳格統治」に注目

2015-03-11 16:40:50     cri    

 中国共産党第18回全国代表大会以降、習近平総書記が打ち出した「四つの全面」(ややゆとりある社会の全面的な構築、経済などの改革の全面的な深化、法による国家統治の全面的な進展、厳格な基準に沿った党内の全面的な統治)という戦略的配置のうち、「厳格な基準に沿った党内の全面的な統治」は、厳格な反腐敗運動の一層の強化を提起するもので、海外メディアに注目されています。

 アメリカの新聞「ハフィントン・ポスト」は2日付けの記事で、「『厳格な基準に沿った党内の全面的な統治』は『四つの全面』の中で一番斬新である。中国政府のこれまでの施策には、党内統治に関する内容がなかった。『厳格な基準に沿った党内の全面的な統治』は国家レベルで実施される大胆な改革である。『四つの全面』という戦略的配置を実現させるには、『厳格な基準に沿った党内の全面的な統治』を特に重視する必要がある」と述べています。

 ロイターの記事は、「四つの全面」の基本的な意味を説明する上で、過去1年間展開してきた中国共産党の「トラもハエもともにたたく」活動はまさに「厳格な基準に沿った党内の全面的な統治」の表れだと指摘しました。

 スペインの新聞「エル・ムンド」は6日付の記事で、「2012年に、習近平総書記が『トラもハエもともにたたく』という反腐敗運動の思想を打ち出したのに続き、さらに、『厳格な基準に沿った党内の全面的な統治』を『四つの全面』という戦略的思想に組み入れた。これは腐敗取締りに対する中国共産党の強い決意を示している」とし、「3月はじめ、軍の高級幹部14人が検察機関に調査されたことは、中国政府が腐敗官僚に対して絶対に容赦しない態度を示した」と述べました。

 アルゼンチンの主要紙「クラリン」の記事は、李克強首相が『政府活動報告』で、権力の売買や腐敗などに言及したことに注目するとともに、中国政府が厳格な反腐敗運動を強化するとした決意を評価しました。

 海外ではメディアのほか、専門家や一般のネット利用者も中国政府が清廉政治を推進し、厳しく腐敗を取り締まることを高く評価しています。

 スペインのEFE通信社のサラ記者は、「習近平氏が国家主席となってからの2年間、中国は積極的反腐敗闘争を推進し、『大きいトラ』をたたくだけでなく『小さいハエ』もたたいた。中国政府は腐敗を大きな問題として取り上げ、積極的で効果的な対策を講じた」と述べ、中国の反腐敗運動が今後も続き、より大きな成果を収めるよう期待を寄せました。

 アルゼンチン国際戦略研究所のカストロ所長は、中国国際放送局のインタビューを受け、「厳格な基準に沿った党内の全面的な統治」について、「制度化の推進、国民の政治的権利の確保および経済発展の規範化は、腐敗取締りの鍵となる問題だ」と指摘し、「反腐敗運動はすでに習近平総書記の活動の重点の1つとなるとともに、中国共産党が党内統治を強化することを明確に示すものでもある」と述べました。

 デンマークのネット利用者ジョーナスさんは、「近年、中国の反腐敗運動は絶えず強化されてきた。自分も仕事の中で変化を感じている。たとえば、中国政府の代表団がデンマークを訪問するときに、支出の節約をより重視するようになり、宿泊先や飲食費などについて合理的な出費を考えるようになった。反腐敗運動は中国を変えるだけでなく、一人ひとりの生活や考え方にも影響を及ぼしている」と自身の考えを発表しました。(ZHL、小山)

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