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 安保理、シリアでの化学兵器使用を非難する決議採択

2015-03-07 13:32:15     cri    

 国連安全保障理事会(安保理)は6日、シリア国内で有毒の塩素ガスを武器として使用している行為を非難する2209号決議を採択し、この行為に対し責任を追及するとしています。

 決議は「安保理は化学兵器禁止機関(OPCW)の調査団が出した関連の報告書とOPCWの執行理事会の決定に注目している。これは『化学兵器禁止条約』締結後、締約国国内で有毒の化学兵器が使用された初のケースだ。安保理は、シリア国内で有毒の塩素ガスを武器として使用するいかなる行為も強く非難し、いかなる人も化学兵器を使用、開発、生産、獲得、貯蔵、保留、譲渡してはならないと改めて強調する。安保理は、有毒の塩素ガスを含む化学兵器を武器として使用するあらゆる行為を法に基づき取り締まる。シリアの各方面はOPCWの調査団に全面的に協力すべきだ」としました。

 決議が採択された後、中国の王民国連次席大使は「中国は、いかなる人のいかなる状況における化学兵器の使用も断固として反対し、関係各方面が共に努力し、OPCWと安保理がシリアの化学兵器に対して採択した決定事項と決議を履行することを支持する」と述べました。また、王次席大使は「安保理で採択された2209号決議が、シリア化学兵器問題における安保理のコンセンサスをさらに強固にし、シリアの化学兵器撤去作業がいち早く終わるよう促し、シリア問題の政治的解決のプロセスに新たな動力となることに期待している」と話しました。(劉叡、小山)国際・交流へ

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