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 李首相、政府活動報告で港澳台政策などを語る

2015-03-05 16:08:28     cri    

 中国の李克強首相は5日全国人民代表大会で政府活動報告を行い、香港やマカオ特別行政区、台湾地区に対する活動方針を明らかにしました。

 李首相は「『一国二制度』『香港人による香港管理』『マカオ人によるマカオ管理』、高度な自治の方針、憲法と基本法に基づいた活動を揺るぎなく堅持する。香港、マカオ特別行政区の行政長官と政府は法に基づいた施政を行い、経済を発展させ、民生を改善させ、民主を推し進め、調和を促すことを全力で支持する。各分野における大陸と香港、マカオ特別行政区の交流と協力を強化し、国の改革開放と現代化建設における特別行政区の特殊な役割を果たしていく」と述べました。

 また台湾地区に対する活動方針について李首相は「大政方針や『九二共識(92年コンセンサス)』を堅持し、『台湾独立』に反対する政治基盤を固め、両岸関係が平和的に発展する正しい方向を維持する。両岸の協議と対話、経済の互恵融合を推し進め、人々の往来や若者の交流を強化していく」と述べました。

 また、李首相は民族、宗教や華僑の活動についても報告し「少数民族区域の自治制度を堅持・整備し、発展の進んでいない少数民族区域への支持を強め、人口の比較的少ない民族の発展を支援し、辺境地域を振興させ住民の生活を豊かにし、各民族の往来と交流を促す。そして、チベット自治区成立50周年と新疆ウイグル自治区成立60周年の祝賀イベントを成功裏に催す」と述べました。

 宗教活動や華僑について李首相は「中国共産党の宗教活動方針を全面的に貫き、宗教における調和を促し、宗教界の合法的権益を擁護し、宗教界と信者が経済社会の発展で積極的な役割を果たすようにする。また、現代化建設と国の統一促進における華僑の役割を重視していく」と述べました。

 李首相はまた、外交政策に関する報告の中で「世界各国と手を携え、より持続的な平和を維持し、さらに繁栄する世界を築いていきたい」と表明しました。

 李首相は「平和発展と互恵協力の旗を高く掲げ、国内外の活動を統括して進め、終始一貫して平和発展の道を歩み、互恵協力の開放戦略を実施するとともに、国の主権と安全、発展の利益を擁護し、互恵協力を核心とする新しい国際関係を築いていく。各大国との戦略対話と実務協力を深め、健全で安定した大国間関係の枠組みを確立し、共同の利益を維持していく。さらに、世界反ファシズム戦争と中国の抗日戦争勝利70周年を記念するイベントを成功裏に催し、第二次世界大戦の勝利の成果と世界の公平と正義を維持していく」と強調しました。(Mou、林)

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