中国証券監督管理委員会の肖鋼会長はこのほど、「今年、証券監督管理委員会は政策の簡素化と権限の緩和を進める方針で、権力リストと責任リストの策定に拍車をかけていく」と明らかにしました。

　肖会長は、「新常態（ニューノーマル）における資本市場の改革発展を促すカギは、市場と政府の関係をうまく処理し、監督管理の方式転換を持続的に進めることにある。これまでの事前審査許可を主としたメカニズムと比べ、同時進行もしくは事後の監督管理といった新しいメカニズムには、活力発揮型、情報駆動型、知力密集型、コスト節約型などの特徴が挙げられる」と述べました。

　さらに、「2015年、証券監督管理委員会の権力リストは、公民・法人・その他の組織の権利と義務に直接影響を及ぼす行政審査許可権、日常監督管理権、調査処罰権、行政強制権、その他の権力という5大種類の職権を重点に策定する。政策法規の策定や計画制度の編制などの、行政の相手方の権利と義務に直接の影響を及ぼさない管理職権はひとまず権力リストに盛り込まない」と明らかにしました。（02/21　Lin,　小山）暮らし・経済へ