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 春節中、各国が中国人観光客"争奪"のため工夫

2015-02-17 14:53:31     cri    

 春節を間近に控え、韓国や日本、東南アジアや欧米諸国で、中国人観光客の"争奪戦"が生じています。韓国では中国人観光客による観光収入が2014年に18兆6000億韓国ウォン(約2兆円)に達しました。日本を訪れる中国人の数は中国を訪れる日本人を大きく上回っています。イギリスは有名観光スポット101ヶ所に「天猫大道」のような中国語のニックネームを付けました。

 韓国の首都ソウルにある繁華街・ミョンドン(明洞)には13日、中国人観光客で溢れ、まるで中国にいるかのようです。韓国を訪れる中国人観光客は数が多いだけではなく、一人当たりの消費が各国観光客の平均を大きく上回っています。韓国政府の担当者によると、韓国は今後も中国人観光客を積極的に誘致し、2020年には延べ1000万人にする目標を打ち出したということです。

 日本では、中国人観光客の急増によって、日本を訪れる外国人訪問者数が2014年に初めて日本人の海外渡航者数を超え、観光赤字が解消されました。安倍首相は16日、中国語メディアを通じて旧正月の祝意を示し、2014年に日本へ来た外国人観光客数は史上最高となり、その中でも中国人観光客数は延べ240万人を超え、前年より83%増えたことを発表しました。

 世界最大のビジネス誌「フォーブス」の公式サイトの発表によりますと、中国は2016年にアメリカに変わり世界一のビジネス観光市場となり、世界市場でのシェアは20%になると見込まれています。この数字は2021年には750万人の中国人がアメリカを訪れ、アメリカ経済に850億ドル(約10兆円)の利益をもたらすことを意味しているということです。(殷、高橋敬) 暮らし・経済へ

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