中国の習近平国家主席は11日、求めに応じてアメリカのオバマ大統領と電話会談を行い、旧正月を控え双方は新年のあいさつを交わし、新しい1年に中米関係が持続的かつ安定した健全な発展を遂げ、また新しい形の大国関係の構築がより一層の進展を遂げるよう共に推進していくことで一致しました。

　習国家主席はその中で、「オバマ大統領と戦略的交流や対話を引き続き行うことを期待している。また、経済や貿易、軍事、エネルギー、環境保護、インフラ建設、法執行などの分野での協力や人的交流を一層拡大し、中米関係の基盤をより強固なものにしたい」と述べました。

　それに対して、アメリカのオバマ大統領は「これまで何度も述べているように、中国の成功はアメリカの利益に合致するものだ。アメリカは両国間の合意事項が着実に実施されるよう、また気候変動分野で協力と交流を強め、国連気候変動パリ会議が大きな成果を収められるよう連携していきたい」と述べました。

　オバマ大統領はさらに、習主席が今年9月に国連成立70周年の記念活動へ出席するのに合わせて、アメリカを公式訪問するよう招待し、習主席はこの招待を受け入れました。（閣、小山）