レバノンのテレビ局が28日に報じたところによりますと、過激派組織「イスラム国」に捕らわれているヨルダンのパイロットと日本人人質の後藤健二さんと交換するため、サジダ・リシャウィ死刑囚が同日夜シリア入りしたということです。

　報道では、ヨルダン側はシリアのラッカ県でサジダ死刑囚を釈放し、「イスラム国」は人質を解放するとしています。これ以上の詳しい情報については明らかになっていません。また、シリアの政府系メディアもこの情報を報じていません。

　これに先立ち、ヨルダン政府は同日、パイロットの解放を前提に、「サジダ死刑囚を釈放する用意がある」と表明しました。（洋、keiko）国際・交流へ