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　ベン・ローズ米大統領副補佐官（国家安全保障問題担当）は現地時間26日インドの首都ニューデリーで、オバマ大統領がインドのモディ首相と会談した際に中国との関係に言及し、両国には「中国と敵対したり中国を抑制したりといった考えはない」ことを明らかにしました。

　ローズ副補佐官は同日、オバマ大統領のインド訪問に関するブリーフィングで、オバマ大統領が25日にモディ印首相と会談を行い、アジア太平洋地域協力を重要議題として、両国がいかに日本、オーストラリア、東南アジア諸国連合（ASEAN）各加盟国と効果的な多国間協力を行っていくかについて議論すると共に、中国との関係にも言及したことを明らかにしました。

　この中で、ローズ副補佐官は、両国はアジア太平洋地域における事務での考えが似ており「中国と敵対するあるいは中国を抑制することを目標にする国はなく、アメリカもインドも異なる分野で中国と密接な関係にある」と述べました。

　ローズ副補佐官は、また、貿易とネットワークの議題では、アメリカは中国に「ほかのパートナー国と同様、同じルールでことを運ぶことを望む」として、中国だけに焦点を合わせて設けたのでも、中国を抑圧するための政策でもないことを強調しました。（ヒガシ　小山）国際・交流へ