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 日本の陶芸家、景徳鎮にアトリエを作って10年

2015-01-26 14:44:04     cri    

 東京生まれの陶芸家・安田猛さん、72歳。19歳の時に陶芸の世界に飛び込み、29歳の年にイギリスへ移住し、陶芸の創作を続けてきました。2005年、中国人の友人の紹介で、「中国磁器の都」と呼ばれる江西省景徳鎮に赴き、「楽天陶社」を創設しました。

 安田さんは、記者のインタビューに次のように話しています。

 「景徳鎮に来たのは、62歳の時だった。それまでに世界各地を回ってきたから、陶芸のことはもう十分に理解していると思っていたが、ここに来てからまだまだ知らないことがいっぱいあるのだと気付いた。私が知る限り、こんなに多くの磁器の職人が一つの町に集まり、これほど大きな規模で磁器を作っている町はほかにない。」

 この10年間、安田さんは、景徳鎮で陶芸に携わる人々に国際的な交流の場を提供しただけではなく、安田さん自身も刺激を受け、中国の要素を取り入れた作品を多く創作しました。「景徳鎮からたびたび創作の"ひらめき"をもらい、日本や中国、ヨーロッパの国々の要素を取り入れた作品を次々と作り上げることができた。これはわたしの新たな創作キャリアとなった」と安田さんは言いました。

 将来について、安田さんは「ここ数年、ますます多くの若い陶芸職人が景徳鎮に集まってきている。また陶芸家だけでなく、ジャーナリストや作家、詩人など異なるジャンルの人々も夢を追いかけてここを訪れ、景徳鎮のとても不思議な魅力に魅せられている。余生は引き続きここで暮らしていくつもりだ」と述べました。(藍、高橋敬)

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