気候変動に関するリマ会議に出席している中国代表団の副団長を務める蘇偉首席交渉代表は4日、国内外のメディアに対し「中国代表団は、リマ会議が進展を遂げられるよう促すために来た」と意欲を示した上で「先進国は全世界の気候変動対策において、より重要な役割を果たす法的義務がある」と強調しました。

　注目されている「中米気候変動共同声明」について、蘇偉副団長は、「排出削減が両国経済に与えるダメージを認識しながらも両国の指導者が勇気を示したことに、この声明の最大の意義がある。また、両国が全世界の気候変動に関する交渉をする際にも、この声明はルートや原動力となる。さらに、この声明は共同行動計画や共同目標ではなく、お互いに尊重し合う共同声明であり、気候変動に関する交渉が成果をあげる手助けになるだろう」と述べました。（洋、小山）国際・交流へ