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 台湾と大陸両岸の漆器作家合同作品展、北京で開幕

2014-11-30 16:41:09     cri    
 中国大陸と台湾の著名な漆器作家による合同展示会「大漆芸術―2014海峡漆芸術大展」が29日に北京の中国美術館で開幕しました。海峡両岸の漆工芸作家の共同出展で開催された展示会は今回が初めてだということです。

 収集された作品は1800点あまりに上りますが、その中から選り抜いた280点が北京に出展されています。

 中国美術館の呉為山館長は挨拶で、「約百年来の両岸の漆工芸の秀作を展示した今回の展示会は、両岸の芸術・文化の交流と協力を推し進めた。漆は両岸協力の接着剤と文化の運び手として機能し、膠漆の交わりという言葉が最もふさわしい例えだ」と話しました。

 今回の展示会には、台湾と海峡を挟んだ対岸にある福建省から172点の作品が展示されています。このほか、台湾で代々漆工芸に従事している「御三家」や三大芸術大学がそろって出展し、43人の作家から85点の作品が出展されています。

 台湾の中国文化大学美術学部の主任教授で、漆工芸作家の許坤成さんは、「漆絵には中国の伝統文化の粋が含まれており、台湾はこの伝承に携わらないわけにはいかない。漆絵の歴史は水墨画よりも古く、中国文化の復興は漆絵文化を抜きにしては語れない」と話しました。

 展示会は12月11日まで中国美術館で行われています。(Yan、林)旅行・文化へ

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